省エネ住宅として国が普及を推進するZEH。光熱費がほぼゼロとなるだけでなく電気を売ることによって収益も入るようになります。良いこと尽くめのZEHですが、メリットばかりでなくデメリットも存在します。こちらではZEHのメリットとデメリットについて解説いたします。
ZEHを導入すれば光熱費がほとんどかからなくなります。そのうえ、使いきれず余った電気を電力会社へ売ることができますので、収益まで得られるようになります。ちなみに2人以上の世帯の1ヶ月にかかる電気料金の平均金額が1万825円との統計が総務省統計局より発表されていますので、年間では12万9,900円の節約になります。家計を圧迫する光熱費の負担を下げられるのは魅力でしょう。
災害時に困るのがインフラの寸断です。とりわけ停電は日常生活への影響が大きく、かなりの不憫を強いられます。そのような場合でも蓄電システムを導入していれば、蓄電した電気から少しの間だけ電気を使用できます。
大容量タイプのものを使用すれば停電が起きたときに家中をまるごと通電させておくこともできます。
ZEHは国が普及を推進している事業のため、補助金制度を利用できます。ZEHを導入する場合、建築コストは大幅に上がりますが、補助金制度を利用すればかなりの割合でコストを削減できます。
ZEHのどの事業内容が適用されているかにもよりますが、概ね1戸あたり60万から105万程度の補助金が受けられます。さらに蓄電システムが備わっている場合などは1kWhあたり2万円の追加補助金が受け取れます。
ZEHは太陽光発電をはじめ、さまざまなシステムや設備を導入し、住宅の素材自体も高機能、高性能な断熱材が使用されます。そのため全体的にコストが割高となります。SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)が行った試算では概ね300万円前後割高になるとされています。
しかしながら補助金や売電により、かなりの割合が相殺できる試算がたてられます。
ZEHは「省エネ」を推奨する事業です。そのため住宅のデザインに関しては思い通りのデザインにできない場合もあります。例えば「風通しがよく開放的でひと続きの窓を設けたい」などの場合は、「省エネ」という観点からデザインできないケースも出てきます。
また太陽光パネルを取り付ける際には、屋根の形状なども制限され、なおかつ方角も鑑みなくてはなりません。思うようなデザインにできない可能性があることも考慮しておきましょう。
サラサホーム福山

| 坪単価 | 48.8万円~ |
| デザイン | 20種類 |
| 耐震等級 | 3 |
| UA値 | 0.43 |
| C値 | 0.2 |
コアハウス

| 坪単価 | 50.0万円~ |
| デザイン | 記載なし |
| 耐震等級 | 3 |
| UA値 | 0.49 |
| C値 | 0.38 |
創建ホーム

| 坪単価 | 60.0万円~ |
| デザイン | 5種類 |
| 耐震等級 | 3 |
| UA値 | 0.57 |
| C値 | 記載なし |
ここでは、「広島県 府中市 注文住宅」と検索した上位18社の中から、耐震等級3の会社かつ断熱性能を表す「UA値」が記載されている会社を3社紹介します。(2021年4月21日時点での情報)