府中市で建てる注文住宅の基礎知識

注文住宅を建設する際に、依頼する会社を選ぶポイントは「工法」、「構造」、「デザイン性」、「費用」の4つです。一概に住宅会社といってもたくさんあるため、適切な会社を探すためには、まず条件を定めてそれに見合った会社を選ばなくてはなりません。

木造軸組工法にするのか、プレハブ工法にするのか、耐震性や耐火性にはどの程度こだわるのか、地域の気候に合っているのかなど、重視する点を考えましょう。

土地探しを行う際に気を付けるべきことはたくさんありますが、特に重要なのは、理想とする生活のイメージを明確に持っておくことです。土地を探そうにも理想がはっきりしていないと条件を設けることができません。自分のゆずれない条件は何なのかはっきりさせておくことで、妥協のない土地探しができるのです。

2021年の広島県府中市における土地価格相場は、坪単価11.0万円/坪（3.3万円㎡）でした。前年に比べて0.8万円増（+8.2％）と推移しており、駅から徒歩20分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増えています。

2020年は駅からの平均距離は10.7分でしたが、2021年は13.3分と大きく増加しており、駅から徒歩6分未満の駅チカ物件数は大幅に減少。これらのことが要因となり、価格の下落が考えられます。

実際に府中市で行われた不動産取引価格の中で、上物を含まない土地のみの取引を見ると、2021年第1四半期から第3四半期において、平米単価33,450円/㎡、坪単価で11.05万円/坪と算出されました。公示地価や基準地価の平均と、実際の取引価格は異なる場合があります。

府中市で土地取引をするなら、土地価格相場を参考にし、当該物件の需要と供給の関係、市場動向などをよく見極めることが大切です。

間取りの良し悪しの判断は人によって異なる ものであり、家族の人数や年齢によって変わってきます。そのため、家族で相談して納得のいく間取りにすることが大切であり、自分たちの感じ方やライフスタイルに重きを置くのがポイントです。

また、部屋の畳数にこだわるより家具配置や収納を重視することをおすすめします。畳の数に目を向けて入居を決めた結果、実際に家具を配置してみたら思った以上に家具が大きくて部屋が狭く感じることがあるのです。そのような事態を防ぐためにも、畳数は目安として捉え、家具やライフスタイルの方を重視して間取りを決めると良いでしょう。

全国規模で独自のブランドを展開しているハウスメーカーに対し、工務店は特定のエリア内で地域に密着した営業を行っています。全国に支社があるかないかというのが工務店とハウスメーカーの違いの一つであり、ハウスメーカーの方が対応エリアが広く、住宅展示会場やモデルハウスの見学を提供しています。他にもアフターフォローが充実していたり、コストを抑えられたりするのも特徴的。

しかし工務店には工務店の良さがあり、職人の工法に特徴があったり、デザインや間取りの自由度が高かったりします。

注文住宅の工法には、木造軸組工法（在来工法）、2×4（ツーバイフォー）工法、鉄筋コンクリート工法（RC造）、鉄骨造（S造）の4種類があります。木材で骨組みをする伝統的な工法として日本で幅広く取り入れられている木造軸工法は、自然素材ならではの温かさやデザイン性、コストを抑えられるなどさまざまなメリットがあります。一方で2×4（ツーバイフォー）工法は北米から広まった工法で、気密性や耐震性、断熱性が高いです。

鉄筋とコンクリートを併用している鉄筋コンクリート工法は強固な造りなのが特徴的であり、遮音性に優れています。鉄構造は鉄製や同性の柱などを用いて骨組みを組み立てる工法。鉄コン筋クリート工法よりも比較的安価であることが多く、間取りの融通が利くなど設計の幅広さが魅力です。先述してきた工法の特徴を踏まえた上で、費用と相談しながら理想の家を考えてみてください。

注文住宅を建てる時は、検討し始めてから引渡しまで、1年以上かかるのが一般的です。大まかな流れや期間を知っておくと、スムーズに注文住宅を建てられます。たくさんの手順が必要ですが、まずは全体の流れと期間を把握しておくといいでしょう。

まずは、どのような場所で家を建てたいか具体的にイメージし、その家づくりに適した生活スタイルを考えることが大切です。家族全員の希望も話しつつ、数十年先のことも踏まえた家を考えましょう。